映画「道草」の感想

 この映画は、ヘルパーさんに入ってもらうようになったばかりの私にとって、そして、これから自立生活を考えていく私にとって、様々なことを考えさせられる映画でした。

 一つ挙げれば、ヘルパーさんとの関係。ヘルパーさんは、ボランティアでも、友人でも、家族でもないけれど、「家族」のような存在だと感じました。
 
 近すぎず、遠すぎない関係。映画に登場する方々のような関係を築くには、時間的な関わりの長さだけでなく、どの様に関わっていくかを壁にぶつかる度、考えていくことが大切だと思いました。そこには、ヘルパーさんも利用者も、さらに言えばそれを支える地域の人にも相当な葛藤と忍耐が必要になると思います。

 でも、葛藤や忍耐をとても全部とは言えないけれど、ユーモア、つまり面白さとしてとらえていく、というところに何か大きなヒントがあるような気がしました。

かとう まい

ユニラボ ねりま

ユニラボ ねりま 障害の有無にかかわらず、町に住む人皆が繋がって暮らしやすい街作りを目指す団体です。

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